パラダイス・ロスト デッキ追悼
それほど遠くない未来。YPのほとんどはソリティア民と化し、世界は満足民によって支配されていた。生き残ったYPの数は、わずか2433人。最後まで希望を失わず、レジスタンス活動をつづける"S-Force"の象徴・《S-Force 乱破小夜丸》は、《S-Forceグラビティーノ》が救世主・《S-Forceジャスティファイ》として帰ってくることを固く信じていた。
こんな映画があれば多分見るな…
どうもエクィテスです。
今回は最強テーマである《S-Force》と《幻影騎士団》を組み合わせたデッキをご紹介します。
それではいってみよう。
《S-Force》とは?
そもそも、《S-Force》ってテーマ皆さん使ったことありますか❓
属するモンスターは闇属性・光属性で構成されており、カテゴリ全体の特徴として自身または《S-Force》モンスターの正面のモンスターに関連した効果を持つテーマですね。
よく使われるモンスターカードは3種類。
まずは《S-Force 乱破小夜丸》です。
正直こいつが展開の要です。
正面の相手モンスターは自身の正面のモンスターにしか攻撃できなくなる永続効果、手札の《S-Force》カードを除外して、このカードを手札に戻し、《S-Force》モンスターを守備表示でリクルートする誘発即時効果を持っています。
こいつの優秀なところは効果以外にもあってそれはステータスです。
戦士族、レベル2であるので《聖騎士の追想ーイゾルデ》でデッキから装備魔法を2枚落として特殊召喚出来たり、《トゥルース・リインフォース》で呼べたりとアクセスがとにかく楽であること。
また攻撃力800守備力1000であるので《天帝従騎イデア》てのリクルートも可能と優秀すぎる。
次に《S-Forceプラ=ティナ》
召喚・特殊召喚に成功した場合に同名カード以外の《S-Force》を帰還する誘発効果、《S-Force》の正面の相手モンスターの攻撃力を600下げる永続効果を持っています。
大事なのは《S-Force》を帰還する誘発効果。
《S-Force 乱破小夜丸》の効果のコストで除外したした《S-Force》がフィールドに戻ってしまうってことです。
つまり、コストがコストにならないシリーズですね。
最後に《S-Forceグラビティーノ》
召喚・特殊召喚に成功した場合に《S-Force》カードをサーチする誘発効果、《S-Force》の正面の相手モンスターはフィールドから離れた場合に除外される永続効果を持っています。
サーチ効果をもっているので大事なのは十分わかると思いますが更に大事なのは除外効果です。
こいつがいれば相手はフィールドに注意しながら展開しなければならなくなる威圧を放っているモンスターなんですね。
他にも召喚特殊召喚に成功すれば手札から《S-Force》を特殊召喚出来る《S-Forceエッジ・レイザー》等計7種類のモンスターがいます。
魔法罠サポートもかなり優秀です。
例えば速攻魔法の《S-Forceショウダウン》
手札の《S-Force》1体を特殊召喚するか、墓地の《S-Force》1体をサルベージする効果を持っています。
効果を使った《S-Force 乱破小夜丸》は手札に戻ってしまうのでこのカードから特殊召喚してリンク召喚につなげたり相手モンスターの正面に出して《S-Force 乱破小夜丸》にしか攻撃出来ないようにすることも可能です。
次にフィールド魔法の《S-Forceブリッジヘッド》
発動時に《S-Force》モンスターをサーチする効果、《S-Force》の正面のモンスターの攻撃宣言時に攻撃対象のモンスターに戦闘破壊耐性を付与する効果を持っています。
サーチ効果を持っているため展開の起点となる《S-Force 乱破小夜丸》をサーチしても良いですしすでに持っているのであれば《S-Force 乱破小夜丸》の効果コストにする《S-Force》モンスターを持ってきてもいいとかなり優秀です。
次に罠カードの《S-Forceスペシメン》です。
《S-Force》1体を相手モンスターの正面に蘇生・帰還する効果、自身を墓地コストに《S-Force》のカードの位置を変更する効果を持っています。
よく使うのは特殊召喚効果ですよ
相手の正面という条件はありますが特殊召喚出来るのは強いですね。
例えばですが《S-Forceグラビティーノ》を特殊召喚して自分は《S-Force》カードをサーチしつつ相手のモンスターを除外出来る状況を作ったり《S-Forceプラ=ティナ》を特殊召喚してさらに除外されている《S-Force》を特殊召喚出来ます。
最後に罠カード《S-Forceチェイス》です。
フィールドの《S-Force》種類の数まで相手の表側表示のカードをバウンスする効果、《S-Force》モンスターの効果で手札コストが必要な場合に墓地の自身を代わりに除外できる効果を持つ。
表側しかバウンス出来ないとはいえかなりの枚数のバウンスを狙えるカード。
しかも相手モンスターの正面に《S-Forceグラビティーノ》を置いておけばそのカードはバウンスではなく除外出来るというもはやチートみたいなカード。
また《S-Force 乱破小夜丸》の効果コストの代わりになれる墓地効果もあるとか強すぎ笑た。
モンスターも魔法罠も最強な《S-Force》ですが実はエースモンスターが存在します。
《S-Forceジャスティファイ》です。
自身のリンク先に自分がモンスターを出すのを封じる効果外テキスト、相手モンスター1体の効果を無効にし、任意で自身のリンク先に移動させられる誘発即時効果、攻撃するダメージステップ開始時に自身のリンク先のモンスターを全て除外する誘発効果を持っています。
ここまでの《S-Force》カードの説明を聞いていて
「《S-Forceジャスティファイ》、強いのか?」っと感じた人がいるかもしれない。
実際だがこのエースモンスターを出すより《S-Forceグラビティーノ》と《S-Forceプラ=ティナ》をフィールドにおいておく方が強いんですよ。
なんならここに《S-Forceチェイス》があればもういうことはないんです。
わざわざ3体も使って《S-Forceジャスティファイ》をリンク召喚する意味がないんですよ。
エースモンスターなのにおかしいよな、こんなの。
そこで考えました、《S-Forceジャスティファイ》をどうやって出せば強いのか。
そこでたどり着いたのが《幻影騎士団ティアースケール》です。
こいつ1枚で《S-Forceジャスティファイ》をリンク召喚出来るじゃないかと。
方法としてはこうです。
- 《幻影騎士団ティアースケール》を通常召喚
- 《幻影騎士団ティアースケール》の効果で手札1枚を墓地に送ってデッキから《幻影騎士団ダスティローブ》を墓地に送る
- 墓地の《幻影騎士団ダスティローブ》を除外してデッキから《幻影騎士団サイレントブーツ》を手札に加える
- 《幻影騎士団サイレントブーツ》を手札から特殊召喚
- 《幻影騎士団ダスティローブ》と《幻影騎士団サイレントブーツ》で《聖騎士の追想ーイゾルデ》をリンク召喚
- 《聖騎士の追想ーイゾルデ》の効果で《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》をサーチ
- 《聖騎士の追想ーイゾルデ》の効果でデッキから装備魔法を2枚落としてデッキから《S-Force 乱破小夜丸》を特殊召喚
- 墓地の《幻影騎士団サイレントブーツ》を除外してデッキから《幻影霧剣》をサーチ
- 墓地から《幻影騎士団》が除外されたので墓地の《幻影騎士団ティアースケール》を特殊召喚
- 《聖騎士の追想ーイゾルデ》と《S-Force 乱破小夜丸》、《幻影騎士団ティアースケール》で《S-Forceジャスティファイ》をリンク召喚
この展開であれば《S-Forceジャスティファイ》と《幻影霧剣》の2妨害と手札に《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》があるので仮に突破されたとしても返しの準備が万端です。
それに手札に《S-Force》カードがあれば《S-Force 乱破小夜丸》の効果を使えるので上振れ展開が可能です。
これなら《S-Forceジャスティファイ》使っても弱く感じないでしょ❗
《幻影騎士団》と組み合わせるのは他にも理由があります。
それはExデッキです。
《S-Force》というテーマがメインデッキで戦うテーマなのでExデッキが手薄になりがちなので《幻影騎士団》を採用することでエクシーズで戦うという選択肢が出来るようになります。
例えば《幻影騎士団ブレイクソード》をエクシーズ召喚して自身と相手のカードを破壊して墓地からレベルを1つ上げて2体《幻影騎士団》を特殊召喚してランク4エクシーズにつなげられます。
この考えをもとにデッキを作りました。
デッキレシピ
ここからはデッキレシピをもとに解説していきましょう。
《S-Force》カード
《S-Force 乱破小夜丸》等の《S-Force》カードに関しては先程説明したので軽くだけ説明します。
《S-Force 乱破小夜丸》はデッキの要でありアクセス手段が多いので3枚の採用です。
手札に来ても困らないしデッキにあっても困らないためですね。
同じ理由で3枚採用しているのは《S-Forceグラビティーノ》と《S-Forceブリッジヘッド》です。
やっぱりサーチ手段が多いほどデッキの安定性が高まりますよね。
《S-Forceプラ=ティナ》と《S-Forceエッジ・レイザー》は展開で必要であり手札にきては困るので2枚の採用です。
《S-Forceショウダウン》は序盤では必要ないけど中盤から終盤にかけて必要なカードのため2枚採用しています。
手札の《S-Force 乱破小夜丸》を相手モンスターの正面に出して攻撃を誘導したり展開補助したり出来るのでわりかし重宝がします。
《S-Forceチェイス》は妨害としての優秀さと《S-Force 乱破小夜丸》の効果コストの代わりになれるので3枚入れました。
《S-Forceスペシメン》は条件付きの蘇生であるため序盤に来ても困るため2枚の採用です。
《幻影騎士団》カード
《幻影騎士団ティアースケイル》は先程説明した《S-Forceジャスティファイ》をリンク召喚出来るので3枚の採用です。
《幻影騎士団ダスティローブ》と《幻影騎士団サイレントブーツ》も同様で《S-Forceジャスティファイ》の展開で必要ですがデッキから墓地に落としたり、サーチしたりが基本となるため2枚の採用にしています。
《幻影騎士団ラギットグローブ》はエクシーズ素材となった時にエクシーズモンスターの打点を1000上昇出来るのとそれに墓地のこのカードを除外してデッキから墓地に《幻影騎士団》を墓地に送れるので展開補助として使えるかなと思って採用しています。
《幻影霧剣》は《S-Forceジャスティファイ》との2妨害を揃えられるので採用しています。
《幻影騎士団シェードブリガンダイン》はいざとなった時の《聖騎士の追想ーイゾルデ》になれるのと《クロノダイバーリダン》を採用しているので序盤から罠を素材に出来るので採用しました。
《その他》のカード
《増援》は《S-Force 乱破小夜丸》と《幻影騎士団ティアースケイル》をサーチ出来るので採用しました。
《天帝従騎イデア》は《聖騎士の追想ーイゾルデ》で装備魔法を1枚落とせば《天帝従騎イデア》と《S-Force 乱破小夜丸》を展開できるの強いですよね。
実は《幻影騎士団ダスティローブ》も攻撃力800守備力1000であるので《天帝従騎イデア》てのリクルートも可能なので相性いいよなと思って採用しています。
同じような理由で採用しているのが《トゥルース・リインフォース》です。
《聖騎士の追想ーイゾルデ》で墓地に送る装備魔法として採用しているのが《月鏡の盾》と《一角獣のホーン》、《D・D・R》の計3枚数です。
《月鏡の盾》と《一角獣のホーン》は手札に来てもフィールドから墓地にいけばデッキに戻るのと《D・D・R》は除外した《S-Force》を帰還させるために採用しています。
《Exデッキ》
ここまでで書いた《S-Forceジャスティファイ》と《聖騎士の追想ーイゾルデ》については説明不要だと思いますので省きます。
《彼岸の黒天使ーケルビーニ》は《幻影騎士団》で初動をとる際に使用して後に出すエクシーズのことを考えて墓地を揃えるために採用しています。
《IPマスカレーナ》は《幻影騎士団》と《S-Force》の上振れ展開の際に使用して相手ターンでリンク召喚して妨害をしくために採用しています。
そのモンスターとして採用しているのが《トロイメア・ユニコーン》と《閉ざされし世界の冥神》です。
《閉ざされし世界の冥神》に関してはよく使うので展開ルート記載しておきます。
- 《幻影騎士団ティアースケール》を通常召喚
- 《幻影騎士団ティアースケール》の効果で手札1枚を墓地に送ってデッキから《幻影騎士団ダスティローブ》を墓地に送る
- 墓地の《幻影騎士団ダスティローブ》を除外してデッキから《幻影騎士団サイレントブーツ》を手札に加える
- 《幻影騎士団サイレントブーツ》を手札から特殊召喚
- 《幻影騎士団ダスティローブ》と《幻影騎士団サイレントブーツ》で《聖騎士の追想ーイゾルデ》をリンク召喚
- 《聖騎士の追想ーイゾルデ》の効果で《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》をサーチ
- 《聖騎士の追想ーイゾルデ》の効果でデッキから装備魔法を2枚落としてデッキから《S-Force 乱破小夜丸》を特殊召喚
- 墓地の《幻影騎士団サイレントブーツ》を除外してデッキから《幻影霧剣》をサーチ
- 墓地から《幻影騎士団》が除外されたので墓地の《幻影騎士団ティアースケール》を特殊召喚
- 《S-Force 乱破小夜丸》の効果で手札の《S-Forceグラビティーノ》を除外して《S-Forceプラ=ティナ》を特殊召喚
- 《S-Forceプラ=ティナ》の効果で除外されている《S-Forceグラビティーノ》を特殊召喚
- 《S-Forceグラビティーノ》の効果で《S-Forceチェイス》をサーチ
- 《S-Forceプラ=ティナ》と《幻影騎士団ティアースケール》とで《IPマスカレーナ》をリンク召喚
- 相手ターンに《IPマスカレーナ》と《聖騎士の追想ーイゾルデ》、《S-Forceグラビティーノ》、相手モンスター1体で《閉ざされし世界の冥神》をリンク召喚
この展開だと《閉ざされし世界の冥神》をリンク召喚する前に《S-Forceチェイス》と《幻影霧剣》の妨害があるので色んな状況には対応出来ます。
《幻影騎士団・ブレイクソード》は終盤での《幻影騎士団》の展開でレベル3が2体そろってたてやすいので採用しています。
《幻影騎士団・ブレイクソード》からつながるランク4エクシーズとして採用しているのが《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》と《レイダーズ・ナイト》そして《クロノダイバー・リダン》です。
《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》は相手モンスターの戦闘除去に対応出来るのと上に《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン-オーバーロード》をエクシーズチェンジすることで破壊されればスケールにいくことで自分メインフェイズに《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》重ねて追撃を狙えます。
《レイダーズ・ナイト》はさらにその上の《アーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》を重ねてワンキル性能を高めることが出来るので採用しました。
《クロノダイバー・リダン》は《幻影騎士団シェードブリガンダイン》を採用したこともあり序盤から妨害効果が狙えるので採用しています。
ここまでエクシーズモンスターを採用しているので《天霆號アーゼウス》があってもいいかもしれませんね。
最後の1枚としては《S-Forceジャスティファイ》からリンク召喚すれば攻撃力5300になる《アクセスコード・トーカー》を採用しました。
フィニッシャー性能がかなり高いですからね。
終わりに
今回のデッキ紹介、いかがだったでしょうか?
このデッキは結構前に出来てたんですけどブログにしてなかったので今回紹介してみました。
そのせいか、《S-Force》の新規来てしまいましたね。
《S-Forceレトロアクティブ》は採用して使用感を確かめていきたいですね。
《聖騎士の追想ーイゾルデ》でサーチが出来てそのまま手札でリンク素材に使えるので1枚は採用したいですね。個人的にはリンク2の《S-Force》リンクが出ればもっと強くなると思います。
デッキ名の由来は冒頭の文を読んでわかったかも知れませんが映画仮面ライダーファイズのタイトルからもらいました。
仮面ライダーファイズってそもそも知っていますか?
この仮面ライダーの必殺技にクリムゾンスマッシュっていう蹴り技があるんですけど、この蹴り技ポインターで敵をロックオンして放つんですよ。
この感じが《S-Forceジャスティファイ》に似てるなと思ってデッキ名をつけました。
もし時間があればパラダイスロストを見てみてください。仮面ライダー555を知ってる人でもそうじゃない人でも楽しめる良い映画なので…
まあ、このデッキは1月から《幻影騎士団ティアースケイル》が制限となり改良しなくてはいけなくなってしまいました。
《聖騎士の追想ーイゾルデ》作れるテーマに変更するんじゃないですかね。
さて、今回の記事は以上になります。
最後まで拝読ありがとうございます。
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それではまた次回の記事でお会いしましょう‼️
ほな、また‼️